酒德 美智子

Michiko Sakatoku

MUSIC HALL 音生 責任者

二胡奏者 愛知県岡崎市出身
ウェイウェイ・ウー公式認定二胡講師
ウェイウェイ・ウーエージェント伊勢地区担当
一般社団法人 中部二胡之会 会員
二胡スタジオ 音生 主宰(名古屋・伊勢・尾鷲校)
二胡DUO「天つ風500マイル」

プロフィール


2005年、伊勢神宮─。
初めて耳にしたその音は、五十鈴川のせせらぎを伴奏に、夜のおはらい町をしっとりと潤していました。
なんてすんなり心に沁み入る音なんだろう・・・。
どこか懐かしく温かい音色に導かれ、初めて目にしたその小さな楽器こそ「二胡」でした。

子供の頃からクラシック音楽が大好きで、中学、高校、市民楽団で吹奏楽に打ち込み、同時に有志でバンド活動も行なっていた私にとっても、未経験の感触。とても衝撃を受けました。

就職しガーナ、アメリカ赴任を終えた後、1994年より伊勢に暮らして、初めて出会った二胡の音。
あれから現在まで、あの頃の心の潤いはまったく乾くことはありません。

二胡の音が人の心に素直に心地よく響く理由は、その音色が女性の声の音域と似ているからだと言われます。胎児の頃、大好きなお母さんの声が丹田から響いてきたように、人は二胡の響きを丹田で感じ、子供の頃の記憶と合わさって懐かしさや温かさを覚えるのでしょう。お母さんの優しい声、時には激しく、悲しく、切ない時もある。でもいつもは明るく甘い声。それは誰もが聞いたことのある愛すべき懐かしい響き。それが二胡の音なのです。

現在、私は国際的二胡奏者ウェイウェイ・ウー氏に師事し、教室を開き、私と同様に二胡に魅せられた生徒さん達と感動を分かち合っています。
音楽は自らが感動を得られ、人にも感動を与えられるものです。今後は、新しく生まれた音楽の発信基地「MUSIC HALL 音生」からも、伊勢のみならず地域を越えた音楽の交流と感動を生み出せるよう、活動を拡げていきたいと考えています。

<主な経歴>

◾️2017年
 ウェイウェイ・ウー氏とともに上海音楽庁コンサートに出演。
◾️2018年
 ウェイウェイ・ウー生誕50周年コンサートで共演の機会をもらう。過去3回の彼女の伊勢コンサートをすべて手掛ける。
◾️2021年
 二胡教室「二胡スタジオ 音生」設立。
◾️2022年
 ウェイウェイ・ウーデビュー20周年記念アルバム『infinity』ジャケット撮影アテンダント。
◾️2023年
 地域の音楽活動発展の為伊勢市に音楽ホール「MUSIC HALL 音生」を自費で建設、運営。
◾️2024年
 「ウェイウェイ・ウーと行く心弦熊野古道ツアー」をマネージメント。世界遺産登録20周年を迎えた熊野古道で総勢100名の二胡楽団が演奏を披露。
 「第11回香港国際音楽祭コンクール」に参加。民族楽器楽団部門第1位、オリジナル部門第2位(1位なしの実質1位)受賞。
◾️2025年
 MUSIC HALL 音生オープン1周年記念として「オープンマイクNEO」を開催。以後定期的に開催中。